
通勤ラッシュにもまれ、深夜まで残業・・・
追いせかされる毎日。そんな中、現代は懐古の時代といわれています。アミューズメント施設で昭和ののどかな情景が取り上げられたり、昔流行したものがノスタルジーとしてリバイバルしています。
人は誰でも心に原風景を持っているものです。
高度成長期から80年代前までは田舎から都会への大量の人口の流出がありました。都会へのあこがれが当たり前の時代でした。
しかし、その時代に働き盛りを迎えた多くのサラリーマンは、心の原風景に、里山や田んぼ、畑など田舎の情景を持っています。自分自身の故郷や子供のとき夏休みに行った祖父母の家のまわりの田園風景だったりするのでしょう。
バブルの時代を境にだんだんと、自然に恵まれた田舎暮らしは、あこがれの地へと変貌してきました。
世界的な温暖化、水質汚染など環境悪化が深刻になるに従い、自然環境を真剣に考えていこうというムーブメントは若者にまで広がっています。
政府もゴミ処理、廃棄物処理から、エコ・カー推進など様々な対策を行っています。リサイクルやスローフードなどが注目されているのは皆が危機感を抱いている証拠です。
一方、社会犯罪が広がる中で、人の心に関心が集まり癒しブームを巻き起こしています。リラクゼーションや森林浴、温泉などの自然に囲まれた環境、ゆったりと時を過ごせることには高くてもお金を使います。
これらのエコブーム・スローライフ・ノスタルジーを併せもつ田舎暮らしは都会で疲弊した人々にとって、都会のあわただしい生活の息抜きができる場所として憧れの対象となっています。
そして、心の落ち着く自然あふれる環境、子供とともにゆとりある空間で過ごせるところを理想として思い描いています。
いまや日本での田舎の暮らしは、自給自足ではありません。
しかし広い庭を持ったり、家庭菜園は、田舎でしか実現できなくなっているのではないでしょうか。
最近ではインターネット環境が爆発的に広がり、コンビニ・ショッピングモールなどの大手資本が日本の津々浦々まで浸透しています。
地方都市でも車を持ちさえすればほとんど不自由のない暮らしができるようになっています。